指導について  
 
■Q1 低学年にはどのような指導が必要でしょうか。

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■A1

 手の大きさや,識字に対する経験の違いから,高学年に比べてどうしても進歩は遅くなってしまうでしょう。しかし,ピアノの指づかいなどは,低学年の児童たちでも経験を積めば習得できるように,キーボードのスキルも経験を積めば自然に習得できます。目標とする級は,児童たちの経験によってを設定するといいでしょう。
 キーボード入力で大切なことは,正確に入力することです。もちろんタッチタイピングができれば理想的です。タッチタイピングの意味や重要性,方法などは児童たちが興味を持続するためにも指導しておくとよいでしょう。

■Q2 ローマ字を未習の場合でもすぐに30級に挑戦させてよいですか。 

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■A2

 キーボー島アドベンチャーに取り組みながら,経験的に児童たちはローマ字を習得していくと思われます。しかし,できれば事前にローマ字の成り立ち(母音と子音の組み立て)をローマ字一覧表などを見ながら学習しておけば,より上達は早くなるでしょう。サイトの「印刷アイテム」のページには,「ローマ字入力表」が用意されていますので,これを印刷して活用してください。

■Q3 正しい姿勢やホームポジションはいつ指導したらよいでしょう。  

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■A3

 健康面の配慮からも,正しい姿勢に関する指導は重要ですから,最初に指導してください。「トレーニング場(キーボー島の地図で「トレーニングをする」をクリック)」のメニューから,「しせい」の説明画面を見ることができます。この画面を参考に指導するとよいでしょう。また,拡大図を掲示しておくと効果的です。
 ホームポジションについては,
できれば早めに意識できるように指導しておく方がいいと思われます。ただし,はじめからそれ以外を認めないといったやり方ではなく,進級で壁にぶつかったときに,アドバイスのひとつとしてホームポジションを意識させるといった方法も考えられます。「ホームポジション」の説明画面や「タイピング動画」も「トレーニング場」のメニューから見ることができます。
 また,サイトの「印刷アイテム」のページにあるキーボー島のガイドにも,説明が書いてありますので,印刷して活用してください。

■Q4 タッチタイピングの指導はどのようにしたらよいでしょう。

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■A4

 タッチタイピングができないと高速の入力ができないわけではありません。欧米の人でもタッチタイピングをしなくてもキーボード入力に不便を感じない人はたくさんいます(たとえばあのマイクロソフトのビル・ゲイツ氏も!)。ただ,児童たちには,タッチタイピングをするとより便利に文字を入力できるという意識を持てるように,初期にその正しいやり方を知らせましょう。児童がやろうという気になったときにどうやって練習すればよいかを知らせておくことは大切です。
 サイトの「印刷アイテム」や「指導のアイデア」をご覧になって,段階に応じて適当と思われるものをご活用ください。

■Q5 入力速度を高める指導法はありますか。

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■A5

 入力速度がなかなか伸びないときには,何がその妨げになっているかを見極めることが大切です。ローマ字を覚えきっていないからか,キーボード上の位置を覚えていないからか,文字(特に漢字)の読み取りができないためか…など,その子の改善すべき点をよく見極めてあげてください。それに応じてサイトの「印刷アイテム」にあるキーボー島のガイドのアドバイスを参考にして練習するように声かけをしてあげるとよいでしょう。
*出題される漢字について 
漢字が出題されるのは13級からです。漢字も覚えてほしいという考えから,ルビは振ってありません。13級〜10級までは,4年生までに習う漢字が出題されます。9級〜4級までは教育漢字が使われます。3級以上には,教育漢字外のものが出題される場合もあります。

■Q6 でたらめ打ちばかりしている児童にはどのように声をかけたらよいでしょう。

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■A6

 キーボー島アドベンチャーでは,初めの方の級はすべてキー入力の「正確さ」を測定しますので,でたらめ打ちでは合格できません。おそくても正確に入力すれば合格できるようになっています。その児童に声かけて,このことを伝えてあげてください。その児童なりにできないことができるようになってきたことを認めるような言葉かけを指導者がしてあげることが大事でしょう。本人のペースで進めることを認めながらも励ましの言葉を忘れないでください。
 また,都道府県名クイズなどを紹介し,モチベーションを高めることも検討してください。

■Q7 指の使い方が正しくないのですが,入力速度には影響していないようです。修正が必要でしょうか。

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■A7

 ホームポジションを前提にした指づかいは,習得できればそれにこしたことはありませんが,絶対ではありません。その子の習得状況を見ながら,それが原因で伸びが止まるようなことがあれば適宜アドバイスをしてあげればよいでしょう。

■Q8 検定前に指導しておかなければいけないことはありますか。

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■A8

 ログインに必要な「IDとパスワード」の扱いについては,ネットワーク社会に限らず,セキュリティーやプライバシーを守るという観点からも指導が必要でしょう。自分はもちろん他の人のデータを大切にするという意味で,むやみに他人に知らせたり貸したりすることのないように指導することは大切です。
 パスワードは重要なものです。その重要性を守るために入力画面では,実際に入力した文字が「***」で表示されます。また,「IDとパスワード」の管理は自己責任です。自分のパスワードは自分自身できちんと管理する意識を児童たちに育ててください。パソコンのモニターに「IDとパスワード」を書き込んだ付箋紙が貼り付けてある光景を目にすることがあります。注意してください。

 また,初期には,サイトの「印刷アイテム」から,「ローマ字入力表」「キーボード表」を印刷していつでも参照できる場所に用意しておくといいでしょう。また,キーボー島のガイドも印刷しておくと,入力や操作のしかたがわかります。

■Q9 キーボード入力にやる気を示さない児童にはどのように働きかければよいでしょう。

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■A9

 やる気を示さないことには,なんらかの原因があると思われます。既習のローマ字にすでに苦手意識を持っていたり,パソコンが好きではない児童ももちろんいることと思います。進歩が早い児童に目がいってしまいがちですが,こつこつと地道に努力を重ねている児童を見つけて大いに誉めてあげることで,そのような原因でやる気がなかなか起きない児童のモチベーションを高めるようにする方法もあります。
 もちろん,その児童の取り組みの様子を観察して,どこにやる気のなさの原因があるかを見極め,それが技術的なことからくるものであれば,サイトの「印刷アイテム」や「指導のアドバイス」を参照し,具体的なアドバイスをしてあげるようにしてください。
 また,キーボー島で身に付けたキーボード入力スキルを発揮できる実践的な場を適宜設定することも大切だと思います。
身に付けた力を発揮することによってモチベーションも高まっていきます。

■Q10 一生懸命やっているのになかなか合格できない児童には,どのように働きかければよいでしょう。

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■A10

 「先生用管理画面」の「学習状況」では,児童たちの取り組み状況が確認できるようになっています。試合へのチャレンジ日や回数をモニターすることができますので,そのがんばりを具体的に誉めてあげることが意欲の継続につながるのではないでしょうか。
 

■Q11 家庭からも検定をする場合の注意点はありますか。

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■A11

 サイトの「印刷アイテム」の中に「保護者の皆様へ」,サイトのトップページに「★保護者の方へ」というページが用意されておりますので,そちらをご参照ください。